【雑学】初詣のあれこれ ~ お寺?神社?/喪中のときは?お賽銭はいくらがいいの?

後3日で年が明けるなんてみじんも感じさせない雰囲気で仕事が続く編集部ですが、みなさま年の瀬をいかがお過ごしでしょうか。

編集部員の中に喪中の者がいて、「喪中のときってお参りにいったらいけないの・・・?」という無邪気な相談がきっかけで初詣について調べました。意外と知らないアレコレがありましたのでまとめてみました。

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そもそも初詣とは・・・?初詣の由来

  • 初詣の由来は、古来日本の「年籠り」(としごもり、としこもり)という風習で、大晦日の夜から元旦朝にかけて氏神の社に籠って祈願していた
  • 時が経つに連れて、大晦日の方→「除夜詣」、元旦の朝→「元旦詣」となり
  • この「元旦詣」が初詣となった

どこにいつまでに行くべき・・・?

  • 元々はその年の恵方にあたる方角の氏神様に参拝していたが、鉄道の発達などにより有名な神社に行きやすくなったことなどから、恵方に詣でる、という習慣が薄れ好きなところへ行くようになったという説も。
  • お寺?神社?→進行している神様(仏教ならお寺、神道なら神社)へ。特になければどちらでも。(神様に感謝と祈願にいく、という意味ではどちらでもよい)
  • 初詣にいくのは、基本は元旦から松の内(=門松を飾っている間、一般的には1月7日)まで、とされている。

初詣のルールは・・・?

  • 喪中には行ったらいけないの?→厳密なところでは、神社は微妙でお寺はまったく気にする必要がない。
  • 神道では死は汚れ=穢れといって、忌み嫌うもの・不浄なものとして歓迎されないもの。このため喪中に神社の鳥居をくぐるのはNG、という考え方がある。
  • 一方、仏教は死は汚れ、という考え方はない。むしろ大切な人をなくした際に、大切な人に手を合わせることは良いこと、という考え方も。

お賽銭にまつわるあれこれ

  • お賽銭は、もともと「旧年中、神様からいただいた幸福に感謝してお供えするお金」というお礼の意味
  • 今年のお願いをするまえに、まずこれまでのお礼をしましょう、という考え方
  • 金額に特に決まりはない。その時に感謝の気持ちの度合いを表す金額が良いとされている
  • 演技がいい数字にはつぎのようなものが(※これは、後の習慣でこれらを演技がいいと考えるようになった、ということであって、元々神様に供える金額としてきまっているわけではない)
    - 5円:ご縁がありますように
    - 10円(5円2枚):重ね重ねご縁がありますように
    - 21円:割り切れない数字なので、恋愛継続・夫婦円満願に良い
    - 25円(5円5枚):二重にご縁がありますように
    - 29円:福(2=ふ、9=く)が来ますように
    - 35円(5円7枚):再三のご縁がありますように
    - 40円(5円8枚):末広がり(8)×ご縁がありますように
    時々一万円札が飛び交うのを見ることがありますが、それは一万円を「円万=円満に通ず」として、縁起がいいと考えるからだそうです。

いかがでしょうか?今年の元旦は地域によってはあまり天気が良くないそうですが、来年が良い年になるようしっかりとお参りしておきたいところですね!